岸部父
水曜日はバトミントンクラブの日です。
今週の水曜日、
バトミントンクラブの帰りに友人を引き連れ
石田純一気取りで肩からジャージを掛け
Tシャツ・短パンで帰って参りました。
いくら春先とは言え、夜はまだ肌寒いというのに
小汚い脛毛を大胆露出。サービス満点。
父 : 「ただいまー」
あ、
そのTシャツ‥
母が口酸っぱくして外で着る事を禁じていた曰く付きの
「わたしはダメな夫です」Tシャツ。
Tシャツのフロントデザインが、「わたしはダメな夫です」の文字のみの
宴会用に作られたと思われるTシャツ。
父にすれば立派なよそゆきお洒落着。
フリーマーケットで
「いい買い物したいい買い物した!」
と言って、わたくしに見せて下さいましたよね。
「ペアーなんだよ」と
母に
「わたしはダメな妻です」Tシャツをプレゼントして
すぐに返して来い、との厳しい言葉を浴びせられてましたよね。
呪いのTシャツから目が離せないでいるわたくしをよそに
父がご機嫌に友人に話し掛けました。
父 : 「こいつね〜、へへうちの一人娘なのよ」
友 : 「これはまた奥さんに似て‥」
父 : 「そうなのよ〜めんこいべ〜鼻が胡坐かいてるとこなんかは、これお父さん似よ。」
※めんこい=可愛いらしい
言ってないんじゃない?彼。
めんこいとか、可愛いとか、べっぴんだとか、美人だとか
そういう類の言葉
超言ってないんじゃない?
わたくし細心の注意を払って耳を傾け、
さらには彼の心の声にまで耳を傾け、
そういった褒め言葉を心よりお待ち申し上げておりましたが
残念ながら彼の口からは
岸部四郎生き写しの奥様に似てるってことしか
聞き取れませんでしたけど。
それよりなにより
鼻が胡坐かいてるって、
何故、得意気?
鼻が胡坐かいてるってのは
チャームポイントにはどう頑張っても入りませんけども。
大体なによ、
鼻が胡坐かくって。
追い詰められたお客人
わたくしと一秒たりとも目を合わさずに
わたくしのトレーナーにプリントされている
何処の馬の骨か分かったもんじゃない熊を見ながら
搾り出すように仰いました。
友 : 「あ、ほんとだほんとだ、ほんとに美人で‥はは‥こりゃ男が放っておかないでしょうに」
父 : 「いやいや!このまんま嫁にいかれなくっても構わないと、お父さんは思っている!」
「いかれなくっても」
って言っちゃった。
めんこいって言っておきながら、本音がポロリ。
水泳大会級の
痛恨のポロリ。
おりも政男もびっくり。
そこへ岸部母登場。
母 : 「な〜んでしょう玄関先で〜どうぞお上がりくださ‥あ!」
父の呪いのTシャツに注がれる
岸部母の突き刺さるような視線。
お客人の存在でどうにか難を逃れた父、
一歩間違えば死。
今のうちに機嫌をとっておこうという策略か
「いや〜お母さんお母さん、degarashiさんは奥さんに似て美人だなんてまた言われちゃってよぉ〜」
と、のたまった。
また??
誰が?
いつ?
何時何分何秒?
お客人、
あーもういい、いいそれで、言ったわ美人て、
みたいな顔になってる。
そこで母がまさかの一言。
「あらいやだ〜こっぱずかしいこと〜よく言われんのよぉ〜」
あーーー
のっかっちゃったかー
そっちいっちゃったー
だ〜いどんでん返し!(ねるとん)
お母様
つい先日、町内会長さまに
「岸部さんちはデガちゃんとお母さんでいつでも相撲部屋開けんない。朝青龍なんかやっつけてけろ!きぃしぃ〜べぇ〜やぁ〜まぁ〜ってかぁ!」
と言われ、
鼻息荒くして大福頬張りながらご立腹されていたことを
もうお忘れでしょうか。
この夫婦のおめでたさ。
‥おめでたなんじゃないでしょうね。
ノークリック ノーライフ。ささ、おひとつ。